WEB対応もしているメンタルヘルス対策ツール

従業員の退職やうつ病を防ぐために欠かせなくなったメンタルヘルス対策。会社はさまざまな方法を模索しているのではないでしょうか。最近ではWEB上での相談窓口など、インターネットを利用した対策も増えています。相談というのは、面と向かって行うとなると言えないことも多いでしょう。しかし、WEBを利用すれば匿名性が高く相談の敷居も低いため、世間体が気になる方や相談が苦手な方でも利用しやすい、場所や時間を気にせず自分の都合に合わせて回答を受け取れる、必要に応じてもらった回答を読み返したり、印刷したりすることができるなどメリットが多いのです。

メンタルヘルス対策ができるWEBサイトも続々オープンしています。その中の1つが「こころの”あんしん”プロジェクト」。中小企業の経営者向けに作られた8つのメンタルヘルス対策支援ツールを無料で利用できます。それだけではなく、以前に開催されたワークショップの様子や職場で簡単にできるリフレッシュ方法の紹介などのコンテンツでさまざまな角度からメンタルヘルス対策を行なえます。

また、WEB上のEAP(従業員支援プログラム)も普及し始めました。もともとは従業員のアルコール中毒や薬物依存症などを解決するプログラムとして導入されましたが、その対象はメンタルヘルス対策にまで広がっています。EAPに対するニーズは、メンタルヘルス対策の重要性の高まりに比例してどんどん上がってきています。うつ病などのメンタルヘルスや復職支援などを専門にしているところや、キャリアカウンセリングに比重を置いているところなど、EAPにも種類がいくつか存在しています。

大切なのは、自社のニーズに合ったWEBサービスを上手に使うこと。従業員それぞれにセルフケアの一環としてこういったWEBサービスの自主的な利用を促すだけではなく、会社全体でメンタルヘルス対策をしていくことが重要になってきます。

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